
museamu.youngmagazinより
『ミュージアム』漫画の最終回ネタバレひどい「怖いよ裁判員裁判制度」
巴亮介 2013年-2014年 週刊ヤングマガジン 全3巻
目次
『ミュージアム』イントロ
悪魔の蛙男、“私刑”執行。
“ドッグフードの刑”“母の痛みを知りましょうの刑”
“均等の愛の刑”“針千本のーますの刑”
“ずっと美しくの刑”――。
すべては、ある1つの裁判から始まった。
超戦慄連続猟奇サスペンスホラー
2016年には本作を原作とした実写映画が小栗旬&妻夫木聡で公開されました。

museum.movieより
あらすじ
裁判員裁判で死刑になった連続殺人の犯人。
それは状況証拠による冤罪だった。
殺人を芸術にしていた真犯人は
他人に手柄を取られ怒りをあらわに。
そして裁判員裁判の裁判員を次々と
私刑に処する。
その裁判員には主人公の刑事「沢村」の妻がいた。

museumより
主人公は警視庁の刑事・沢村久志。
ある日、猟奇的な殺 人事件の現場に立ち会う。
あまりに凄惨な現場に誰もが言葉を失い、
後輩刑事の西野は何度も吐いてしまった。
この被害者の体内には一枚の紙が入っていた。
「ドッグフードの刑」。
何を意味しているかは、遺体を見れば一目瞭然だった。

museumより
そして似たような被害者が次々と発見される。
「母の痛みを知りましょうの刑」、

museumより
「ずっと美しくの刑」、
「均等の愛の刑」、
「針千本のーますの刑」。

museumより
被害者の年齢も性別も職業も別々だったが、
一点だけ彼らには共通点があった。

museumより
それが幼女樹脂詰め事件の裁判を担当した「裁判員」だったこと。
ただこの犯人とされた大橋茂という被告は
死刑判決を受けた直後、警察病院内で自ら命を絶っていた。

museumより
大橋茂が犯人と示す物的証拠はなく、
情況証拠しかない上での判決だった。
犯人は大橋のかたきを討とうしているのか?
しかしこの共通点に気付いたとき、
主人公・沢村は愕然とする。

museumより
自分の妻もその裁判の裁判員を担当していたのだ。
ついには犯人の「カエル男」の毒牙は後輩刑事の西野に及ぶ。

museumより
妻子をカエル男にさらわれた沢村は、
カエル男が雨の日にしか犯行に及ばないことに気づく。

museumより
カエル男には重度の日光アレルギーがあると推理し、
皮膚科の専門医を巡る。

museumより
医師は、同様の症状や特徴を持つ人間は、
「霧島早苗」であると明かすが、
彼の父親と継母は、
無数にコマ切れにされまるで、

museumより
ひとりの人間のように並べられていた未解決の
猟奇怪奇事件の被害者であり、
トラウマがあるから息子の彼が犯人なわけがない、と主張。
しかし沢村はこの話を聞いて、
今回の連続殺人事件、
そして夫婦バラバラ殺人事件の犯人も霧島早苗と確信。

museumより
その後、霧島の家を突き止め、
侵入した沢村は、ついにカエル男と対面する。

museumより
しかし、凶器を持ったカエル男に反撃され、

museumより
沢村は簡素な部屋に閉じ込められた。
パスワードを打ち込まないと扉が開けられない。
鍵のヒントとなりそうな、

museumより
難解なジグソーパズルが置かれていた。
ジグソーパズルの完成には膨大な時間がかかり、
疲弊しきった沢村にはハンバーガーとコーラが与えらた。
毒に警戒していた沢村、殺すならとっとと殺しているだろう
と開き直り、口にした。
数時間おきに投げ入れられる、
「まずいハンバーガーと生ぬるいコーラ」。
これらが4回投げ入れられ、それを食べ終えたころ、
パズルの答えが「EAT」であると気付きます。
「EAT」、つまり「食べる」。
この行為として思い当たるのは、
4つも食べてしまったまずいハンバーガー……。
「EAT」というパスワードと食べかけのハンバーガーを見つめ、
「よせよ オイ…」とつぶやく沢村。
パスワードを入れて扉が開いた先は、
血まみれの包丁、剃刀、ミンチマシーン、
そして沢村の妻子の写真が貼られた冷蔵庫。
おびき寄せられるように冷蔵庫を開けた
彼の目に飛び込んできたのは、

museumより
妻と子の頭部……?
これは、沢村がカエル男に強い殺意を持たせるために
仕組んだもの。
激高した沢村はカエル男に対し、
所持していた拳銃で発砲する。
入り組んだつくりになっているカエル男の家は、
曲がり角だらだ。カエル男は、角を曲がって避けることで
沢村の追撃をかわす。
そして、ある角を曲がった先には、

museumより
カエル男とまったく同じ格好の人間が……。
「激高した沢村が、カエル男の格好をさせられた妻を見つけ、
怒りに任せて射殺する。」これがカエル男の用意した
「お仕事見学の刑」の執行方法だった。
しかし沢村は、目の前にある後ろ姿が、

museumより
何度も何度も思い返していた遥の後ろ姿であることを見抜く。
見破られたことにに憤慨するカエル男。
あと少しのところで作品が完成したはずだったのに。
カエル男は、「美しく終わりたかった」、
「こんなやり方は僕の美学に反する……」

museumより
と言いながら沢村の息子を人質にとり、拳銃を構えた。
そこに現れたのは、息子の声を聞きつけた遥。
カエル男と息子、沢村、遥の順番で廊下に並ぶ形になった。
沢村の足元には、自分で持ち込んだ拳銃が転がっていた。
狂った真犯人による私刑殺人の手口
ドッグフードの刑

museumより
母の痛みを知りましょうの刑

museumより
均等愛の刑

museamuより
針千本のーますの刑

museumより
ずっと美しくの刑

museumより
お仕事見学の刑
沢村と妻の遥、息子の将太に課せられた刑
最終回
この状況でカエル男は、
「沢村遥を殺せ、それが坊やを救う条件だ」
と冷たく沢村に言い放つ。
沢村は、自分は殺されていいから妻と子は見逃してくれ、
と返す。そして、足元に落ちている自分の拳銃を一瞥しま、
またその視線をカエル男に戻します。
カエル男は、沢村が何と答えるのか、
そして沢村が自分の拳銃を一瞥して
どんな行動を起こすのかをゆっくり確認したうえで、
「……それが答えか」 とつぶやく。
エンディングは3つあった、と返した。
1つ目は、カエル男から言われたとおり
沢村が遥を殺して息子と2人生き残るパターン、
2つ目は、カエル男の隙を狙って足元の拳銃を拾い上げ、
カエル男を撃ち殺し、家族3人が生き残るパターン、
そして最後の3つ目は……、と言いかけたところで、

museumより
カエル男は駆け付けた沢村の上司「関」に銃を向けらる。

museumより
関から発砲を受けたが、防弾チョッキを着こんでいたカエル男は
「こんな所で終わるものかッ!!」と叫びながら、
家の外に出る。
しかし、外は雨が止み強い日差しが降り注いでいた。
日光アレルギーのカエル男はアレルギーを発症し、
ブクブクに顔面が腫れ、意識不明となり倒れた……。

museumより
事件は解決したが、沢村は心に傷をかかえ、
警察を辞め、カウンセリングに通う日々が続く。
沢村はふと事件のことを思い出す。
あの時、カエル男がいいかけた
「3つ目のエンディング」

museumより
それは何だったのだろうか。
「カエル男に銃で撃ち殺され、
家族3人が天国で暮らすエンディングだったのではないか」
と考えた沢村は、生気を失った目で、
息子がバースデーケーキの火を吹き消す姿を見つめる。

museumより
その吹き消されたろうそくの煙は、
まるで墓前の線香の煙のように細く立ち昇りたった。
感 想
こういう話は日本が舞台のものが少ないのでありがたい。
三巻で規制が入ったという話を聞いたが、

museumより
確かに「ああ、ここは本物を書きたかったんだろうなあ」
というシーンがちらほら。
それでもしっかり完結に持ってくるくるプロ根性に拍手。

museumより
冤罪で死刑になった人は作品内では何も説明がなかった。
このあたりに何か絡みが欲しかった気もするけど。
『ミュージアム』漫画、映画を
無料お試し期間を有効活用して、
楽しんでみませんか。
Youtube
映画・ドラマ・アニメ・漫画・書籍・雑誌も楽しめる総合動画配信サービスが便利
総合コンテンツ配信サービス2社
おすすめは
「U-NEXT」と「FOD」
★「U-NEXT」と「FOD」
どちらも約1ケ月の無料お試し期間があります。
とりあえず登録して気に入らなければ退会できます。
この“お試し期間”だけでも相当なコンテンツを
楽しむことができます。
映画では原作漫画と違った結末が待っているようです。