『県立地球防衛軍』漫画の最終回ネタバレひどい「何故か30年たって復刻」

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安永航一郎　週刊少年サンデー増刊号　1983年-1985年　全4巻

1 『県立地球防衛軍』イントロ
2 あらすじ
3 最終回
4 感　想

『県立地球防衛軍』イントロ
あらすじ
最終回
感　想

『県立地球防衛軍』イントロ

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2014年「県立地球防衛軍」が完全復刻版で蘇りました。

サンデーコミックスにはまだ他にも名作があるというのに…。

その真意はわからないけれど再び目に触れる機会が来るのは

当時のファンなら喜ぶべきことだろう。

あらすじ

世界征服に先立って、

九州の某県の征服に乗り出した

県立地球防衛より

悪の秘密結社「電柱組」。

対抗すべく県立今津留高校に

県立地球防衛軍より

県立地球防衛軍が設立された。

隊員となった教師の炉緑俊幸、

野球部員の盛田弘章と武井助久保

女子高生の伊福部あき子。

そしてインドの留学生カーミ・サンチン。

普段は地元で材木屋を営む

県立地球防衛軍より

県立地球防衛軍より

若旦那ことチルソニア将軍率いる

電柱組と、どうでもいい戦いを繰り返す。

県立地球防衛軍より

最終回

変態の都ロサンゼルスで、

人口60％以上の変態が、

「バトルマッスル」と

「ニューイヤーズ」の

２派に分かれ、

一大決戦が行われるようだ。

そのリーダーに就任したのは

県立地球防衛軍より

「まっする日本」と

県立地球防衛軍より

「正月仮面」。

事態を重く見たＣＩＡは

県立地球防衛軍に

変態退治を依頼した。

急遽、飛行機で渡米することになった

盛田率いる県立地球防衛軍。

一方バラダギ大佐率いる電柱組も

船でロサンゼルスに着いた。

県立地球防衛軍より

彼らは変態怪人を回収するため

パメラに呼び出されたのだ。

２チームが「ろす市警」で顔をそろえた。

バトルマッスルとニューイヤーズに

偽物の決闘状が届けられ、

それに釣られて双方が現れたところを

県立地球防衛軍と電柱組が

一網打尽にする計画だった。

そして、いよいよ決闘の日

偽物の決闘状に書かれたとおり

12番倉庫に現れた両陣営

まっする日本と正月仮面がにらみ合う。

そこに登場したのは

県立地球防衛軍と電柱組。

ザコ共はサンチンに任せ、

途中で伊福部あき子の妨害に合いながら

黄色いケツを自慢する正月仮面を撃退。

戦いがむなしくなった

まっする日本は戦意喪失。

平和な余生を過ごせる所を求め旅立った。

県立地球防衛軍の活躍により

変態たちによる未曽有の危機は回避された。

だが、この戦いの後、

バラダギとサンチンの姿を見たものは

誰もいない・・・完

県立地球防衛軍より

感　想

楽屋ネタと同種の九州を舞台にしたローカルネタ、
特撮マニアしか判らない小ネタの乱発など、ほとんど同人のノリ。
ニッチで読者を選ぶ手法だが、当時としては目新しかった。
商業誌でこんな話をやってしまうとは。
・話やキャラによって破壊力に差があるものの、登場怪人達の
クレージーさ、アナーキーなギャグは時にすさまじい。
正月仮面VSマッスル日本とか、グリコーゲンXとか、
もう知らない人にどう説明して良いのやら。
レビューより

県立地球防衛軍より

もう何だかね。当時笑い死にするかと云うぐらい笑ったギャグマンガだ。
正義の味方がしょぼい高校生で、対する悪の組織が情けない。
やってることはどう見ても世界征服など出来そうにないくだらない事でとにかく笑って
しまうし、正月仮面やまっする日本等々の怪人達の荒唐無稽さは筆舌に尽くしがたい。
言葉遊びも秀逸であり、意味深な掛け合いやどうしょうもない駄洒落が満載。これでも
かとパロディもしっかり詰め込み、安永航一郎のセンスの良さ(悪趣味ぶり?)をとても
感じる。
またそれに輪をかけてキャラのポーズが金田伊功風なのが大げさ感を煽り可笑しい。
安永航一郎作品中、屈指の傑作だ。
レビューより