
デストロ246より
漫画の最終回ネタバレひどい『デストロ246』そのJK凶暴につき
高橋慶太郎 月刊サンデージェネックス 2012年-2016年 全7巻
前 説
巨大外食産業「トーノフーズグループ」を経営する透野隆一、
犯罪組織によって妻子が殺された。仇を討つため南米で17歳の殺し屋の少女を購入。
東京に連れて帰り、透野藍(あい)・透野翠(すい)と名乗らせ、高校に入れた。
このふたり次々と殺し屋・暴力団を襲わせる。アサシンキラー(殺し屋殺し)だ。
主人の透野隆一も殺された。藍と翠は仇討を果たすことができるのか…?
と、大まかにはこんな感じのストーリーです。
ストーリーの基礎知識
タイトルの意味は
「デストロ246」さしずめ「国道246号線の破壊者」。
246は都内のド真ん中から静岡まで伸びるんだけど、
246と言えば通常「青山通り」を指すのが常識。
つまり、このあたりが抗争の中心地ということでしょうか。
男にとって過酷な世界

デストロ246より
主人公は女の子です。敵も女の子です。
男どもはバッタバッタと沈められます。
もちょっとネバれよ男だろ!って言いたくなります。
高橋慶太郎先生はよっぽど女の子好きとみました。
徹底的に暴れまくります、狂暴です。どいつもこいつも…。
あらすじ
青年実業家の透野隆一は南米のマフィアから
2人の美少女殺し屋を買い付ける。

デストロ246より
翠と藍と名付けられた彼女たちは透野の命令で、
彼の妻子を殺した人間を狩ることに。

デストロ246より
だがその道行きで別の殺し屋の女子たちと出会い、
事態は思わぬ方向へ加速していくのだった…。
互いに引き寄せ合うように刃を重ね、銃弾を放ち合う。
翠、藍、伊万里、苺、蓮華、南天の6人の凶悪女子たち!

デストロ246より
翠と藍は主人である透野の妻子を毒殺した人物を捜すため、
伊万里に接触する。
伊万里は毒の扱いに長けた苺の存在を仄めかすが……。
翠たちは893の娘・苺から
透野の妻子毒殺の実行犯は
沙紀という殺し屋であると告げられる。
一方、伊万里はその沙紀から命を狙われる同級生・葉子を護ることに。
透野隆一の衝撃的な死の直後、

デストロ246より
渋谷のど真ん中で衝突する凶悪女子たち。
伊万里の同級生・葉子を巡る一件の決着は?
暗躍を続ける沙紀、そして翠と藍を狙う新たなる刺客。
さらに南天が苺のために、ある行動を開始する。
伊万里たちの微妙な均衡がついに崩れる時がきた!?
主人を失っても復讐を続ける翠と藍の首に、

デストロ246より
遂に賞金がかけられた。
二人への刺客を排除する沙紀を紅雪が襲い、
更に伊万里がそれを妨害。
任務を越えた思惑が、殺し屋たちの均衡を崩し始める。
一方、手柄を求める蓮華は
翠・藍に遺された金に目を付けるが、
同じ狙いを持った何者かが横浜に現れた!

デストロ246より
横浜で更に力を蓄えた苺たちや、
賞金首の翠藍に手を出させたくない伊万里は、
かわりに過剰な仕事を受けた結果、
遂に後戻りのできない暴走を始める。
身内の洲央に、つまりは飼い主・仙崎に牙をむいた伊万里へと、
全方位から迫る刺客。その時、
残る凶悪女子たちは…彼女たちの辿り着いた場所へ、

デストロ246より
感 想
大の男が小娘にボッコボコのフルボッコにされます。

デストロ246より
それも、いともたやすく。

デストロ246より
JKが特殊部隊をボコボコ!

デストロ246より
893をフルボッコ!
男の威厳はこの物語に存在しません。
あくまで女の子たちが中心です。
とち狂ったように暴れまくります。
シブヤのど真ん中で、横浜で(背景画は、モノクロコピーです)、

デストロ246より
重火器をぶっ放します。

デストロ246より
もーたまらんです。
藍(あい)と翠(すい)の物語は最終的に主人公が入れ替わって
的場伊万里の物語として結末を迎えてしまいました。
藍(あい)と翠(すい)は置いてけぼりです。
張り巡らされた伏線も回収の気配すらなくTheEnd
仇討もいずこへ。
あらゆる所で酷評が出るのもうなずけますが、
でも痛快じゃないですか。
こんな愉快で痛快なお話はそうそう拝めるものではありません。
読後感はスカッと爽快。
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