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漫画の最終回ネタバレひどい『ホットロード』絵が優しい。あえてヤン暴設定じゃなくても…
紡木たく 別冊マーガレット 1986年-1987年 全4巻
イントロ
幼い頃に父が亡くなり、
母と2人暮らしの中学2年生・和希は、
自分が必要とされていないと感じ、
周囲から浮いた毎日を送っている。
ある日、和希は不良になると宣言。
学校へも登校しなくなる中で、
ガソリンスタンドのアルバイトで
生計を立てる暴走族の春山と出会う。
自らと同じ雰囲気を持つ春山に和希は
徐々にひかれ始め、
不良の世界に居場所を求めるが…。
「ホットロード」と検索してください。
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14歳の少女・和希が暴走族の少年・春山と出会い、
大人への道を歩んでいく中で“究極の純愛”を描く。
当時の女子中高生の圧倒的な人気を集めたほか、
チェッカーズが88年に発売した「Jim&Janeの伝説」は、
この作品に影響を受けて制作したとも言われている。


ホットロードより
あらすじ
主人公は中学2年生の少女・
宮市和希(みやいちかずき)。
和希は2歳の時に父親をなくし、
母親は妻子持ちで離婚調停中の男性と交際中。
母の誕生日に万引きで警察に捕まった和希だったが、


ホットロードより
母は迎えに来なかった。
和希は母から愛されず、
常に孤独を抱えていた。
和希は転校生・絵里の誘いで暴走族の集会について行く。
そこで暴走族NIGHTSメンバーの春山洋志と出会う。


ホットロードより
和希は春山から「オレの彼女になれ」と言わた。
不良の世界に自分の居場所を求め、
戸惑いながらもどこか似たもの同士の2人は、
いつしか互いに惹かれあっていく。
やがて春山は暴走族の総統に抜擢され、
敵対するチームとの抗争に巻き込まれていく。
危険な目にあうかもしれないと、
春山は和希と別れを決めた。


ホットロードより
春山の本心を知らない和希は
悲しみにくれる日々を送る。
春山はライバルの暴走族と抗争中、
事故にあい危篤状態に陥ります。


ホットロードより
病院へ駆けつけた和希は自分も死ぬと言い出します。
それを止めたのは母親でした。
そして、和希は母親の愛を感じるのでした。
春山の意識は回復。
警察の捜査が開始され、
春山は半身不随の障害を負った上、
鑑別所へと送られてしまう。


ホットロードより
しかし、春山と和希は愛を誓う。
和希は中学を卒業し、高校へと進学。
やがて、春山は出所し過去と障害を乗り越え
2人は小さな幸せをつかむ。


ホットロードより
ホットロード ――――― 完
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感 想
時代背景が、まる分かりですよね。
1986年…暴走族の最盛期です。
バブル景気でイケイケどんどん。
自意識過剰な若者たちは
ツッパリ、ヤンキー系
軟弱トレンディー系
サーファー系
と、見事に三分割されていたような。
と、その中で、紡木たく先生は
ジャンルとして確立されつつあった
ヤンキー系「暴走族漫画」を選択した訳です。
ライバルの筆頭は当時連載中の「湘南爆走族」
迫力ある描写で、今も根強い人気があります。
ほかにも様々な暴走漫画や学園ツッパリ漫画が登場。
そのほとんどに共通しているのが、
ヒーロー、ヒロインの純粋さです。


ホットロードより
この作品も判で押したような純情な主人公が活躍。
正直言って紡木たく先生、当時の
時流に乗っかり「暴走族」系に
喰い付いたな!って印象ですよね。
このストーリー展開なら、
別に主人公がハウスマヌカンでも良かったし。
彼氏がヘアメイクアーチストみたいな、
さらに舞台はニューヨーク。
トレンディドラマのようなナニでも成り立ちそう。
絵が伴って漫画。
マシンの描写は丁寧で紡木たく先生の人柄が反映されていますが、
迫力が…
少女漫画ならではの白いふわっとした背景、
残念ですが、族のいかつさが全く伝わらなかった。
族じゃない方が絵に合ってたかも。
10代の自分探しというか居場所探しというか。
秀逸のストーリーはまさにドラマメーカーですね。
2014年に映画化され話題になりました。


映画ホットロードより
映画『ホットロード』
主人公の和希には能年玲奈(現:のん)
春山役は三代目J Soul Brothersの登坂広臣
ママ(和希の母親):木村佳乃
鈴木:小澤征悦
玉見トオル:鈴木亮平
宏子:太田莉菜
えり:竹富聖花
リチャード:落合モトキ
金パ:山田裕貴
リーダー赤根:野替愁平
No.2 永山:遠藤雄弥
おばさま先生:鷲尾真知子
医者:野間口徹
高津:利重剛
春山の母:松田美由紀
ユッコ:渡辺恵伶奈
監督:三木孝浩
脚本:吉田智子
主題歌:尾崎豊「OH MY LITTLE GIRL」
映画『ホットロード』も漫画に負けない名作です。
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