自殺島より
漫画の最終回ネタバレひどい『自殺島』なのに生き抜くの？
森恒二 ヤングアニマル 2008年-2016年 全17巻
前 説
累計200万部突破!! の作品。
繰り返す自殺未遂。ついに国は彼らを見放した。
自殺未遂者たちが送り込まれる島で、
彼らは望みである自殺を決行するのではなく、
生きる道を選ぶことになる。
明日は無いはずなのに明日を迎える、
“生きる意味”を問い続けてきた彼らの、
結末はどうなるのか。
自殺未遂者たちによる、
極限サバイバルドラマを見逃すわけにはいかない。
自殺島より
あらすじ
自殺未遂常習者は日本から見捨てられた
自殺を繰り返す“常習指定者”達が送られる島。
主人公・セイも自殺未遂の末、その島へと送り込まれた。
自殺島より
果たして、セイ達の運命は!?
極限サバイバルドラマが始まった。
自殺が望みだったはずが
セイが手にしたもの、それは一張の弓だった。
「なぜ生きるのか」その答えを求め、
セイはひとり山へと向かう…。
「無法島」と呼ばれるこの島で、
過去に一体何があったのか…
セイが子犬の相棒イキルと共に狩りを行う
一方、ついに島からの脱出を試みる仲間が!?
自殺島からの脱出を試みたリョウ達の身に、
一体何が起こったのか!?
自殺島より
一方、島内では無法者たちとの対立が激化し、
セイの取った行動が思わぬ波紋を呼ぶ…。
結束を深めだしたセイ達の前に現れたのは、
島に似つかわしくない謎の女。
そして、徐々に明らかになる港側グループの真実…。
未遂者たちの争いは、避けられないのか!?
サワダの出現により、狂い始めた歯車…。
港側グループとの絶え間ない争い、
そして明らかになるカイの本性…
島に潜む“闇”が、静かに動き出す──。
日々を営む中で少しずつ変わり始めたセイたち。
それぞれの思いが、時に結束を深め、
時に避けられない衝突を生み出していく。
そして遂に、あの男が蠢きはじめ…。
カイが集落から去ってから数日。
セイ達の眼前に現れたのは、
かつて未遂者(=彼ら)を運んできた船影だった。
自殺島より
“第二陣”の出現は、一体何をもたらすのか──!?
セイ達の集落に、突如現れたサワダ。
その目的は、ただひとつ。従わぬ奴等を殺すため。
激化する対立、その結末とは…。
そして、時を同じくしてナオの身にある異変が──!?
サワダ側の人間を捕えたセイ達による、“裁判”が始まる。
未遂者が未遂者を裁く、その結末とは…。
そして、カイの手によって恐るべき作戦が実行される。
セイはどう立ち向かうのか!?
連れ去られたトモを救出するため、
サワダ側の集落へと侵入するセイ達。
しかし、そこで待ち受けていたのは、予想外の結末だった…。
そして、セイはひとつの大きな決断を下す。
仲間たちの元を去り、島の東側で暮らし始めたセイとリヴ。
穏やかな時間が流れる中で、ついに二人は──。
一方、セイ達に集落を焼き払われた後、
沈黙を続けていたサワダが、再び動き出す──！
自らの欲望の為だけに動き続けるサワダ。
その悪意は、誰にも止められないのか…。
一方、リヴと二人、暮らし始めたセイに、新たな敵が現れて…!?
住み慣れた家を離れ、集落へと戻ったセイとリヴ。
二人を待ち受けていたのは、
サワダ達と徹底的に戦うという現実だった──。
セイが選んだ答えとは、果たして…。
屋上に捕らわれた仲間を救うべく、
サワダが潜む校舎へと向かうセイ達。
無事救出することが出来るのか…。
そして、待ち受けるサワダの策とは――。
サワダの死、カイの隔離によって、
かつての平穏を取り戻した集落――。
そして、妊娠していたナオの身体に、
遂に出産の予兆が訪れる。
島で宿った新たな生命が誕生する時、
セイ達は何を思うのか……。
仲間の中でひとり、前を向けず悩むリョウ。
その孤独を、あの男が見逃すハズがなかった…。
幽閉されたカイの暴走により、
次々と倒れゆく仲間たち。
最大のピンチを迎えた時、セイは――。
最終回
カイの精神は限界だと感じたリョウは
森での自殺を望むカイを解放した。
自殺島より
しかしカイはその思いやりを逆手に取り
リョウの脇腹を刺した。
自殺島より
これが致命傷となりリョウは絶命した。
カイは人質にリブを連れ逃亡した。
自殺島より
リブを連れ出したのはセイをおびき寄せるためだった。
カイはリブを川原の大木に縛り付けた。
さらにセイをおびき寄せるためリブを傷つける。
自殺島より
自殺島より
殺意に狂いそうになるセイ。
そこへ偶然にも先住さんが現れた。
セイは先住さんに自分の姿を装わせる。
カイが先住さんに気を取られている隙に
リブを救出する目論みだった。
自殺島より
カイは囮に気づいた、
しかしセイは目の前まで迫っていた。
セイの放った弓矢はカイを貫いた。
自殺島より
セイは殺すためではなくリブを救うために力を尽くしたのだった。
セイたちはリョウを埋葬する。
自殺島より
海上保安庁の船が島に近づく。
島が解放されると放送している。
けが人や病人は救護するという。
自殺島は政府の見直しにより消滅する。
自殺島より
自殺島はイキルの島と改名された
未遂者の復帰プログラムに活用される。
そして数年が流れた―――
自殺島より
自殺島より
自殺島――― 完
感 想
ありえない設定なのに妙にリアリティが溢れています。
自殺が希望だったはずなのに生きることにエネルギーを注ぐ、
人間の本能、動物は自殺なんかしません。
生命体は生きていくためにすべてのエネルギーを使います。
適が近づけば擬態したりとさかを広げ自分を大きく見せたり。
生きていくのは生命に宿る本能なのだ。
そんなことを思い出させてくれる作品です。
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