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漫画の最終回『ネタバレ』【ひどい】『ナニワ金融道』業と欲の生々しさ、ゼニは人を変える
最終回:灰原の落とし前(青木雄二)1990年 週刊モーニング 全19巻
気弱な青年・灰原が困難を乗り越え、
ひとかどの金融マンに成長する物語
1992年講談社漫画賞
1998年手塚治虫文化賞マンガ優秀賞受賞作品。
1996年からは不定期でフジテレビ系スペシャルドラマとして放送された。主演は中居正広(SMAP)。小林薫、緒形拳などのレギュラー陣に加え、深津絵里や篠原涼子や加藤あいなどが各回のヒロインを演じた。
【あらすじ】
勤務先の会社が倒産して無職になった灰原達之は、その体験から金融業界に転職を試みる。
しかし前の職場の社長に頼まれ、金融会社から借金を背負っていある彼はまともな会社にはすべて断られてしまう。
最後にたどり着いたマチ金「帝国金融」の営業マンに採用された灰原は、欲まみれの顧客たちに振り回されながらも海千山千の社長や同僚たちに鍛えられ、
一人前の金融マンとして大きく成長していく。
最終話
ついに浦切と黒幕たちを追い詰めた帝国金融
灰原どんな結末を描くのか
灰原の仕掛けた罠で、浦切と善井たちを抑えた帝国金融の面々は彼らを帝国ビルに連行しました。そして、手形と日付の入った新聞で動かぬ証拠を作ります。
さらに社長は喜井の会社の不正な取引を暴露し、それにカラス真理教の金箔が関わっている事まで明らかにしました。喜井と金箔はこのことを認めマスコミにだけは売らないでくれと懇願します。
全てが解決して祝杯をあげる灰原たち、それぞれが社長から充分な報酬を受け取り、灰原の借金も無事チャラにされました。
それから3ヶ月、府警から研修に来ていた都沢が帰る日がやってきました。灰原は都沢に選別を渡し、私社長はこれからも協力関係を維持したいと言います。


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社長の言葉に心の中で舌を出していた都沢は帝国ビルを出ると選別を開きました。中にはヘッドホンステレオが入っていました。
都沢は灰原をあなどっていた
気分を良くして都沢がそれを再生すると、それは都沢が有印私文書偽造と行使の共犯になる証拠のテープでした。
都沢が侮っていた灰原の罠にはまったことを悟りました。
一時は絶望的かと思った事件を解決し、灰原の顔つきが変わりました。
都沢を見下ろす素敵な笑みはもういっぱしの金融屋そのものでした。
感想
社会の裏側や業深い人間の生臭さを漫画を通して表現した青木雄二の傑作です。
公務員、パチンコ店員、約30種類以上の職を転々とした独特の着眼点でゼニにまつわる短編集や経済本も数多く執筆しています。しかし人間って欲のかたまりですよね。
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