
予告犯より
漫画の最終回ネタバレひどい『予告犯』何も死ぬことは…
原案:筒井哲也 ジャンプ改 2011年-2013年 全3巻
目次
前 説
「シンブンシ」と名乗るサイバーテロ集団
動画サイト「yourtube」に犯行予告動画をアップ。
彼らの正義に基づく行動はどんどん支持されていく。
その行為自体は明らかに犯罪だ。
『俺はお前達の生活を助けてやることはできないが
お前達が今鬱積させているその感情を 少しくらいは救ってやることはできる』
警察サイバー犯罪対策課と「シンブンシ」との対決がはじまる。
除々に明かされるシンブンシの正体、
そしてテロ活動の真の目的は?
あらすじ
犯行予告
動画サイトに犯行予告が投稿される。

予告犯より
「明日の予告を教えてやる」
ターゲットは集団食中毒を起こしておきながら、
誠意のない対応を行った食品会社。

予告犯より
「俺がきっちり火を通してやる」犯行予告動画は終了する。
予告犯より動画の投稿者名が「shinbunshi_」となっていた。
これで3度目の犯行だ。
予告動画が終わった直後、
石川県の食品加工会社で火災がおきたニュースが流れる。
しかも生中継に新聞男が映っている、犯人は複数か。
最初の犯行
ファイルでは椅子に括り付けられた男がターゲットだった。
この男は働いていたバイト先の調理器でゴキブリを揚げ、
SNSを炎上させた経歴があった。
二度目の犯行
女性被害者に対して
「男にホイホイついていく女が悪い」
とSNSに投稿し、炎上騒ぎをおこした男だ。
そうしているうちに警察は動画の撮影現場を突きとめた。
場所は「神奈川県の漫画喫茶」だ。

予告犯より
しかし、そこはずっと空席だった。
空席の部屋に勝手に忍び込み投稿をしたのか、
外部から空席の部屋のパソコンにアクセスをして動画を投稿したのか。
しかしこの漫画喫茶は「OTPトークン(ワンタイムパスワード)」
というセキュリティ器具がなければ接続不可能だ。
犯人はポケットからOTPトークンを取だしパソコンをネットに繋げた。
そして新たな犯行予告

予告犯より
4度目の犯行予告だ。
今回のターゲットは、数年間のブランクの後32歳で面接に来た人を
SNSで公開し、面白おかしく晒し者にした男だ。

予告犯より
「真面目にがんばろうとしている人間を、
一体だれが笑い者にする資格があるというんだ」
「こんなクズ野郎には制裁が必要だ」
どこかの部屋の一室で目と口を塞がれた男と予告犯が一緒にいる
最後のコマで予告犯がバットを振りかぶるシーンが

予告犯より
警察が現場に到着したが、誰もいないかった。
新聞男が動画を配信した。
それはアンケートだった。
非正規雇用で働いているやつはどれぐらいいるか?
「俺はお前たちの生活を助けてやることはできないが、
お前たちが今鬱積させているその感情を、
少しくらいは救ってやることはできる」
予告現場を突き止めた
1つ目の予告は東京の漫画喫茶から投稿されていました。
警察は監視カメラの映像を手に入れた。
新聞男は「ネルソン・カトー・リカルテ」の偽名で入店していた。
そのころ新聞男はある男性の醜態を探っていた。

予告犯より
そして、過去の回想シーン、
日雇労働の現場で、新聞男一味は出会う。
仲間の一人が漫画喫茶で働いていた時、
そこの店長が夜逃げをした際に事務所で、
「OTPトークン」を手に入れた。

予告犯より
その彼は現場で病に倒れ死んでしまう。

予告犯より
現場監督は屍体を早く埋めろと命令する。
生き残った新聞男たち4人は現場監督を殺害する。

予告犯より
「俺たちは何のために生きてるんだ」
4度目の犯行予告
ターゲットは反捕鯨団体のシー・ガーディアンだ。

予告犯より
3.11の津波被害に対し「天罰が下った」と書き込んでいた。

予告犯より
警察はシー・ガーディアンに協力を依頼する。
新聞男が系列の漫画喫茶に入った。
店長は手配写真の男だと確信した。
店長は「これあんたのことだろ」
予告犯より
店長は友人を津波で失っていた。
警察が漫画喫茶に突入し、新聞男をとらえたが、
それは逃走を手伝った店員だった。

予告犯より
シー・ガーディアンへの制裁は実行された。

予告犯より
日本の警察に対して捏造を仕組み
陥れようとしているシーンの生中継だった。
シー・ガーディアンは地に落ちた
5度目の犯行予告
ターゲットを絞らない殺人予告だ。
それは新聞男を真似た模倣犯だった。
街の監視カメラに新聞男が映った。
本当の5度目の犯行予告
ネット上の匿名性を廃止するという演説をしていた
衆議院議員の設楽木匡志がターゲットだ。

予告犯より
制裁ではなく殺害予告だ。

予告犯より
そのころ、新聞男の仲間ノビタが警察に密告する。

予告犯より
「・・・はい、全部お話しします」

予告犯より
警察はノビタを密偵に使い、
予告犯集団の全貌が明らかになる。

予告犯より
新聞男たちは設楽木議員が参加する飲料のイベント会場を狙う。

予告犯より
中の飲料におかしなものが紛れ込んでいた。
爆弾処理班が出動する。

予告犯より
蓋を開けた瞬間、炭酸が勢いよく噴出した。
殺害予告では無かった。
設楽木議員のパソコンがウィルスに感染した。
このウイルスはデスクトップのスクリーンショットを
数時間毎に、流出させるのだ。
自分の事務所から選挙応援のコメントを
投稿させていたことが、世間に晒された。

予告犯より
設楽木議員は殺害ではなく、議員生命を断ち切られた。
最後の犯行予告
「この動画が最後の投稿になるだろう」
24時間以内の処刑
ターゲットは自分たち「シンブンシ」だ。

予告犯より
今からシンブンシ全員が自殺する。
「シンブンシ」は新聞紙を脱ぎ全員の顔がネットに晒された。

予告犯より
4人が青酸カリを服用した。
警察が居場所をつきとめ乗り込んだが、

予告犯より
主犯格の新聞男こと奥田は既にこと切れていた。
残る3人は奥田に青酸カリと睡眠薬を
すり代えられ眠っているだけだった。
目的が明らかに
奥田の残した携帯電話に真の目的が残されていた。
奥田からの動画メッセージだ。
それは日雇現場で病に倒れ死んだ仲間の遺体の捜索だった。
それだけだった。

予告犯より
奥田は一人で罪を背負いメンバーの罪を軽くした。

予告犯より

予告犯より
感 想
実際の事件も参考に、批判や皮肉も込められていて、
リアリティがある描写がされているのは面白かったです。
暗に派遣労働への問題提起もされています。
徐々に謎が解きされ、最後に真相が明らかに。
清涼感すら感じるラストも素晴らしい。
「人は誰かのためと思って行動する時は利害を越える」
でも、何も死ぬことは…。
生田斗真主演で映画化され話題になりました。

映画予告犯より
映画『予告犯』
奥田 宏明 / ゲイツ – 生田斗真
葛西 智彦 / カンサイ – 鈴木亮平
木村 浩一 / ノビタ – 濱田岳
寺原 慎一 / メタボ – 荒川良々
吉野 絵里香 / 戸田恵梨香
岡本 大毅 / 宅間孝行
市川 学 / 坂口健太郎
青山 祐一 / 窪田正孝
楓 / 小松菜奈
ヒョロ / ネルソン・カトー・リカルテ – 福山康平
栗原 / 滝藤賢一
加藤 / 本田博太郎
設楽木 匡志 / 小日向文世
レッドクァンタムのCMモデル / 菜々緒
副総監 / 名高達男
と、錚々たる顔ぶれです。
映画『予告犯』の評価
原作に忠実だが違う部分があり、いくつかの重要なシーンは削られた。
シンブンシがシー・シェパードに攻撃を仕掛けるエピソード、コレは丸々カット。
主人公がSEXを覗き見するシーン、
職務質問される通行人に主人公が反抗を促すシーンもカットされた。
微かでも毒になりそうな部分は全部カット。
原作は風刺漫画でもある、それを削ればハナシは同じでも全く意味が変わらないか?
ストーリーが軽くならないか?
と心配されたのですが…
あにはからんや
映画を見た人の感想は↓
生田斗真の映画は予告編観て面白そうと思って観たらハズレが多い。今回のは予想外に良かった! 最後は泣けた。
そして、こういった映画に、濱田岳が合うのはもちろんですが、荒川良々がこんなに合うとは思わなかった!!最後の荒川良々の供述シーンはグッとくる。
予想に反していい話すぎる。ゲイツがイケメン過ぎる。深そうな話かと思っていたけど凄い見やすくてそして最後はめちゃいい話で終わった!
あんまり期待せずに見ましたが、感動で泣いてしまいました。初めて、こんなに考えさせられる映画を見ました。見終わった後の気持ちは今まで感じたことのない感情でした。この映画に出会えてよかった。最後のシーン、号泣してしまいました。
と、賞賛の嵐です。
見逃した方は是非、
生田斗真の『予告犯』を動画配信サービスでご覧ください。
『予告犯』 漫画、映画を動画配信サービスで視聴!
漫画もアニメも 4大動画配信サービス おすすめ徹底比較⇒
コメント